> マルナゲとは?

2017/07/05 up

アフィリエイトの副収入、確定申告が必要な条件とは?

text by 西田允人

アフィリエイトをする男性

インターネットが広まり、アフィリエイトを副業、本業とする人たちが増えています。アフィリエイトで得た収入は確定申告が必要なのでしょうか? その条件は? 確定申告をしなかった際のペナルティも含めて解説します。

そもそもアフィリエイトとは?

アフィリエイトとは、サイトやブログで広告主の商品、サービスを紹介し、ユーザーが商品を購入するなどの成果が上がれば報酬(広告収入)を受け取ることができる仕組みです。

アフィリエイトの収入は確定申告が必要なのか?

ネット上では、よく「アフィリエイト収入は、一定の要件にあてはまらなければ、確定申告は不要」と書かれています。具体的に、どのような要件であれば確定申告が不要なのでしょうか?

■副業でアフィリエイト収入がある会社員が確定申告をしなくていい条件

まず、アフィリエイトの収入があれば原則、確定申告はしなければなりません。例外的にしなくていい条件は、年収2,000万円以下の給与所得者でアフィリエイトなどの副業からの所得が年間20万円以下の場合です。

つまり、年収にかかわらず、アフィリエイトなどの副業からの所得が年間20万円を超える場合は確定申告が必要なのです。なお、給与がアルバイトなどで少額の場合は、アフィリエイトの所得が20万円を超えても給与所得と合わせて38万円以下であれば所得税はかかりません。

アフィリエイト収入は事業所得? 雑所得?

所得税法では、個人が得た所得について、その性格によって10種類に区分しています。アフィリエイトの収入は、事業所得か雑所得のどちらかに分類されます。

■事業所得と雑所得の具体例と計算方法

(1)事業所得……サービス業や飲食業、小売業などの事業から発生する。

  • 総収入金額から必要経費の金額を差し引く。

(2)雑所得……老齢基礎年金などの公的年金や、作家以外が受け取る原稿料などの所得。

  • 公的年金は収入金額から法律で決められた公的年金控除額を差し引く。
  • 上記以外は、総収入金額からその収入を得るために支出した金額を差し引く。

同じアフィリエイトの収入でも、個人事業主がアフィリエイトをして生活の糧を得ていれば、その収入は「事業所得」です。一方、会社員が副業として週末だけアフィリエイトをしている場合、その収入は「雑所得」に区分される可能性があるのです。

上表の「所得の計算方法」を見ると、それぞれ収入から必要経費を引いて「所得」とするのは同じです。しかし、事業所得は、雑所得にはない節税の特典が受けられます。ただし、ご自身の収入が事業所得なのか雑所得なのかを判断するのは税務署です。確定申告の際は、所轄の税務署へ問い合わせてみてください。

<関連記事>
節税効果に差……会社員が副業で確定申告する際は雑所得か事業所得か

アフィリエイトの収入があるのにも関わらず確定申告をせずにいると、税務署から呼び出される可能性があります。報酬をもらえば、取引口座に振り込みの記録が残ったり、取引先が支払調書を税務署に提出したりするからです。後から確定申告をしていないことが発覚した場合は、追徴課税などが発生するケースもあります。せっかくの副収入を無駄にしないためにも、正しい確定申告、納税をしましょう。

(西田允人+ノオト)

この記事の筆者

西田允人

株式会社エフアンドエム。2009年入社。会計サービスの営業職として配属。現在は、BtoB取引をメインとして会計データを基にした新しいソリューションを提供している。主に個人事業主を対象に年間60回以上のセミナーを開催し、実務に特化したコンサルティングを信条としている。

ほかの記事を検索する

関連リンク

関連ワード