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2016/08/02 up

結局、ふるさと納税っていくら節税できるの?

text by 岸本良太

田園風景

すっかり定着した感のある「ふるさと納税」ですが、いくら節税できるかご存知ですか? そもそものしくみから納税できる上限額の試算方法まで、「ふるさと納税」に関する基礎知識を解説します。

「ふるさと納税」で節税できる額とは?

所得税や住民税は、所得から「控除」の総額を引いた額を対象に算出されます。控除には「生命保険料控除」や「社会保険料控除」などがありますが、「ふるさと納税」をすると「寄附金控除」が適用されます。
「ふるさと納税」(寄附金控除)による節税額は、次のような計算で求めます。

■「ふるさと納税」による節税額の求め方所得税での節税額=(ふるさと納税額-2,000円)×所得税率
住民税での節税額=(ふるさと納税額-2,000円)×(100%-所得税率)
※ただし節税可能額には上限あり

上記を計算すると、結果的に必ず「納税額-2,000円」が控除額になるようになっています。つまり、ふるさと納税で節税するためには、2,000円の負担がともなうということです。とはいえ、納税先である多くの自治体では、特産物を返送するなどの特典を用意しており、2,000円の負担以上の見返りが期待できるといえます。負担があるどころか、実質的には得できる――これこそ、「ふるさと納税」が爆発的に広まった理由の1つです。

「ふるさと納税」の節税額には上限がある

「たった2,000円の負担で、それ以上の見返りを期待できるのが、ふるさと納税のおいしいところ。ただし、負担額を2,000円に抑えるには、一定の条件があります。納税者本人の収入額や家族構成などによって、納税額には上限が設けられているのです。

もちろん上限を超えても納税はできますが、負担額は2,000円以上になってしまいます。負担額をできるだけ抑えたい場合は、その上限額を知っておくほうがよいでしょう。大雑把にいえば、収入が大きい人ほど上限額は高く、扶養している家族が多い人ほど上限額は低くなります。

「ふるさと納税」の上限額シミュレーションサイト

では、自分の「ふるさと納税」の上限額はいったいいくらなのか? 下記のサイトで試算することができます。

■「ふるさと納税」の上限額をシミュレーションできるサイト(1)ふるさとチョイス 私はふるさと納税をいくらできる? ~税金控除になる限度額の目安~
http://www.furusato-tax.jp/example.html
(2)CityDO! ふるさと納税って何? 計算シミュレーション
http://www.citydo.com/furusato/what/07.html
(3)さとふる 控除シミュレーション
http://www.satofull.jp/static/calculation01.php

これらのサイトで算出される上限額は、あくまでシミュレーション結果です。より正確な金額を知りたい場合は、税務署や税理士など専門家への相談をおすすめします。ぜひ「ふるさと納税」を正しく、お得に利用しましょう。

(岸本良太+ノオト)

この記事の筆者

岸本良太

株式会社エフアンドエム。2001年入社。会計サービスの営業職として配属。その後、子会社でのシステム開発業務、営業本部でのデータ分析業務などを経て、経理部へ。現在は主に管理会計と決算資料作成を担当。

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